2022年 9月

2022年9月10日の笹山の様子です

令和四年九月十日 会場・笹山縄文館

多数の応募ありがとうございました。一般、ジュニアの部併せて1,864句もの応募をいただきました。下記の通り入賞作品を発表いたします。

▼一般の部    選者 松田 てい子
課題 「ひらく」

《縄文大賞》
 竹の花母は天寿を全うす
  中條 徳翁(香川・高松市)

《準賞》
 世界地図ひらくと戦火おさまらず
  菅沼 匠(新潟・新潟市)
 蝉しぐれ仏が半眼ひらくとき
  曽根 秀子(香川・さぬき市)
 ひたすらに遮光土偶は春を見る
  三浦 友久(青森・五所川原市)
 たとう紙の形見は母の紅型の
  滋野 さち(青森・青森市)
 リハビリの指はいっぽんずつひらく
  大畑 廣起(岩手・盛岡市)

《選者吟》
 掌をひらくと忽ち風の立ちのぼる

▼ジュニアの部  選者 中沢 光路
課題 「みのり」  

《最優秀賞》
 こがねいろいなほなみうつ下校道
  あべ えい太(中条小・五年)

《優秀賞》
 みついっぱいじゅえきがだいすきかぶとむし
  須藤 和音(中条小・一年)
 オクラってみどりにひかるおほしさま
  わ田 てつたろう(中条小・二年)
 夏の海水平線が光るとき
  小宮山 隼士(下条小・六年)
 豪快に緑の瓜をまるかじり
  柳 空心(吉田中・一年)
 丘の上夕焼け色に実る柿
  峯 悠真(南中・二年)

《選者吟》
 みのりある人生などとまだ言えぬ

※第十回縄文川柳大会 作品募集中
 来年は十周年記念大会となります。皆様のご参加をお待ちしております。
 詳細は令和5年春の発表を予定しております。

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