縄文川柳全国大会は、当NPOも実行委員として参画し、例年盛り上がりを見せています。毎年応募いただいている皆様、大会結果を楽しみにしている皆様、そして当大会に真摯にお取り組みいただいている皆様には深く感謝申し上げます。
しかしながら、長年当大会の大黒柱の事務局長としてお難儀いただいた役員が高齢となり、第一線を退かれることから、継続していくための新たな体制作りが必要となりました。その体制づくりにやや手間取り、令和6年度の当大会の開催準備が整わず、開催のご案内をすることができませんでした。
本来ならばもっと早くに皆様にお伝えし、お詫びを申し上げなければならないところでしたが今日に至ってしまいましたこと、深くお詫び申し上げます。
現在、令和7年に開催予定の第11回縄文川柳全国大会に向け体制を整え、構想を練り始めたところでございます。
遅ればせながら令和6年度の開催中止のお詫びとさせていただきます。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
縄文川柳
第十回 縄文川柳全国大会
令和五年十月七日 会場・笹山縄文館
多数の応募ありがとうございました。一般、ジュニアの部併せて2,268句もの応募をいただきました。下記の通り入賞作品を発表いたします。
▼一般の部 選者 松田 てい子
課題 「愛」
《縄文大賞》
復元の火焔土器から祝い唄
大澤 定男(静岡・藤枝市)
《準賞》
母性愛卒寿の泉まだ枯れず
小田中 準一(千葉・市川市)
人類の愛が押させぬ核ボタン
西川 勝二(新潟・十日町市)
五十年愛のドラマは今佳境
香川 遊(香川・坂出市)
常温の酒とひと夜を語り継ぐ
山倉 洋子(新潟・五泉市)
四十年弁当作り今日終わる
池田 久美子(広島・東広島市)
《選者吟》
野の瞑り愛しきものを抱くように
▼ジュニアの部 選者 中沢 光路
課題 「約束」
《最優秀賞》
ひまわりが太陽のほうむいている
水落 駿(下条小・五年)
《優秀賞》
にじのはしやくそくのうたうたっている
大熊 香乃(中条小・一年)
また会おう桜のさいた木の下で
齊木 夏希(中条小・五年)
クローバー約束という花言葉
大嶋 煌(中条中・二年)
ゆびきりのばあちゃんのゆびあたたかい
鈴木 麻仁(下条小・三年)
気をつけて親子で交わす合言葉
岡田 奈々(中条中・一年)
《選者吟》
花の実も夢も託して種ひとつ
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令和四年九月十日 会場・笹山縄文館
多数の応募ありがとうございました。一般、ジュニアの部併せて1,864句もの応募をいただきました。下記の通り入賞作品を発表いたします。
▼一般の部 選者 松田 てい子
課題 「ひらく」
《縄文大賞》
竹の花母は天寿を全うす
中條 徳翁(香川・高松市)
《準賞》
世界地図ひらくと戦火おさまらず
菅沼 匠(新潟・新潟市)
蝉しぐれ仏が半眼ひらくとき
曽根 秀子(香川・さぬき市)
ひたすらに遮光土偶は春を見る
三浦 友久(青森・五所川原市)
たとう紙の形見は母の紅型の
滋野 さち(青森・青森市)
リハビリの指はいっぽんずつひらく
大畑 廣起(岩手・盛岡市)
《選者吟》
掌をひらくと忽ち風の立ちのぼる
▼ジュニアの部 選者 中沢 光路
課題 「みのり」
《最優秀賞》
こがねいろいなほなみうつ下校道
あべ えい太(中条小・五年)
《優秀賞》
みついっぱいじゅえきがだいすきかぶとむし
須藤 和音(中条小・一年)
オクラってみどりにひかるおほしさま
わ田 てつたろう(中条小・二年)
夏の海水平線が光るとき
小宮山 隼士(下条小・六年)
豪快に緑の瓜をまるかじり
柳 空心(吉田中・一年)
丘の上夕焼け色に実る柿
峯 悠真(南中・二年)
《選者吟》
みのりある人生などとまだ言えぬ
※第十回縄文川柳大会 作品募集中
来年は十周年記念大会となります。皆様のご参加をお待ちしております。
詳細は令和5年春の発表を予定しております。
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令和三年九月十八日 於 笹山縄文館
多数の応募ありがとうございました。一般、ジュニアの部併せて1,500句もの応募をいただきました。下記の通り入賞作品を発表いたします。
▼一般の部 選者 松田 ていこ
課題 「暮らし」
<縄文大賞>
土器が見し幾星霜の物語り
春川 祐二(新潟県・十日町市)
<準賞>
身の程に生きて米寿を迎えます
桾澤 英男(新潟県・十日町市)
雨の日は女にもどる針しごと
福田 悠(香川県・さぬき市)
この愛と暮らすわたしの緯度経度
若林 柳一(新潟県・佐渡市)
代々の風と暮している安堵
山倉 洋子(新潟県・五泉市)
妻を待つ暮らしをくれたテレワーク
中静 憲夫(新潟県・長岡市)
<選者吟>
わだつみの君を訪ぬる彼岸花
▼ジュニアの部 選者 中沢 光路
課題 「暮らし」
<最優秀賞>
妹がわらうとぼくもうれしいな
ひ口 まお(中条小・三年)
<優秀賞>
校舎から笑みがこぼれる夏がきた
保坂 美波(南中・三年)
夕立だ家のやねたち歌いだす
若井 慎弥 (中条小・四年)
ふっとぶよやなことぜんぶぶらんこで
すずき まに(下条小・一年)
玄関でいつも見送る父と母
岩田 幸明 (中条中・一年)
おすそわけやさしさわけあうありがとう
阿部 未空(西小・六年)
<選者吟>
先人を思い平和な日々を生く
※第九回縄文川柳大会 作品募集中
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令和二年九月十二日 於 笹山縄文館
多数の応募ありがとうございました。一般、ジュニアの部併せて1,615句もの応募をいただきました。下記の通り入賞作品を発表いたします。
▼一般の部 選者 村越 勇気
課題 「季節」
<縄文大賞>
蛍千匹狂う季節を見届けよ
塩田 悦子(新潟県阿賀野市)
<準賞>
母の手に冬には冬の水加減
宮沢 和子(長野県千曲市)
スカーフいちまい冬の長さを巻いてゆく
菅井 幸子(香川県高松市)
鉢植えに春を残して逝った母
田村 鉄治(新潟県燕市)
人形のかたちでねむる冬仏
菅原 孝之助(新潟県新潟市)
九十四の母の手をとる夏樹海
大谷晋一郎(香川県高松市)
<特別・最高齢賞>
これコロナ名月さまだ頭が高い
夏井 誠治(新潟県新潟市 94歳)
<選者吟>
八月は祈りの月よ叔父叔母よ
▼ジュニアの部 選者 中澤 光路
課題 「季節」
<最優秀賞>
夏の夜縄文の火が燃えあがる
田村 陽(中条小六年)
<優秀賞>
水面にぽつりとおちるもみじの葉
樋口 響(中条小三年)
季節の変わり目僕はかぜをひく
渡邉 清(中里中一年)
春の風赤い風船もってゆく
横尾 夏稀(松代小五年)
鉛筆を入道雲に投げつける
佐藤 菜穂(吉田中三年)
季節風自然のめぐみをありがとう
板橋 岳隆(西小六年)
<選者吟>
過ぎ去りし日々をたためば四季の彩
※第八回縄文川柳大会 作品募集中
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第7回縄文川柳大会につきまして、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、9月12日(土)に予定しておりました川柳大会の表彰式を中止することといたしました。
何卒ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。
なお、当選句等の発表は準備が出来次第、地元報道各位または本ホームページ にてお知らせいたします。
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※多数の応募ありがとうございました
第六回 縄文川柳大会
令和一年九月十四日 於 笹山縄文館
▼一般の部 選者 松田 ていこ
課題 「いのち」
<縄文大賞>
いのちとや水のなさけと火のなさけ
村越 勇気(新潟県十日町市)
<準賞>
半眼のまだ温かき頰撫でる
住友 須磨子(香川県坂出市)
快復へ命の音を立てる箸
広瀬 茂子(石川県川比町)
蝉が鳴く今日のいのちを輝かせ
新宮 則雄(香川県高松市)
大粒の汗だ産声天を尽く
塩田 悦子(新潟県阿賀野市)
縄文の五千年知る土器群よ
庭野 三省(新潟県十日町市)
<選者吟>
人の世のなさけに咲くや曼珠沙華
▼ジュニアの部 選者 中澤 光路
課題 「いのち」
<最優秀賞>
どうぶつのいのちもらって生きている
さいとう 美南(中条小三年)
<優秀賞>
地球はねみんな生きてるすごい星
あべ えいた(中条小二年)
縄文の命をつなぐ未来へと
岩田 一輝(中条小六年)
命はねどんなものにもあるんだよ
森口 旬之介(中条小四年)
大自然命の鼓動感じてる
阿部 海斗(中里中二年)
命食べ命につなぐ大切さ
高橋 美空(西小六年)
<選者吟>
ひたすらにいのち育む陽のひかり
※第七回縄文川柳大会 作品募集中
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第五回 縄文川柳大会
平成30年9月15日 於 笹山縄文館
多数の応募ありがとうございました。
▼一般の部 選者 松田 ていこ
課題 「恵み」
<縄文大賞>
山の水手に掬うとき神宿る
大谷 晋一郎(香川県高松市)
<準賞>
土器今も恵みの匂ひ火の匂ひ
田口 荷香(新潟県十日町市)
天と地の恵み生きとし生けるもの
香川 遊(香川県坂出市)
国宝の名高き誉れ雪炎(ゆきほむら)
桾澤 英男(新潟県十日町市)
お祭りのようだ命に恵まれて
吉田 吹喜(青森県黒石市)
雪をまた天の恵みとして生きる
反り目恋昇(新潟県中魚沼郡津南町)
<選者吟>
一滴の水に点りし命かな
▼ジュニアの部 選者 中澤 光路
課題 「恵み」
<最優秀賞>
めぐみはねいのちをはこぶひこうせん
木村 玲唯(中条小三年)
<優秀賞>
花しずくこぼれる音とかおる花
庭野 結(十日町小四年)
さかなつりじょうもんじんもしてたかな
曽根 成龍(中条小二年)
人からねうけた恵みが宝物
渡辺 修羽(西小六年)
草原だまっすぐ見たら無限だな
藤田 涼太郎(中里中一年)
光あれぼくらはいつもめぐまれて
月岡 玖流(中条小四年)
<選者吟>
天地の思し召しなる慈しみ
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縄文時代は争いや戦争のない平和な時代であったといわれております。しかし一方で、きびしい掟もあったと言われていますが、お互いに約束したこと、ムラや集落のきまりを守ったから平和に暮らすことができたのでしょう。厳しい自然環境の中で生きるためには、お互いに協力し合い、助けあうことが必要だったと思われます。
毎年、笹山の地で縄文川柳の大会を実施しております。皆様の俳句をお待ちしております。
縄文の 天下泰平 うらやまし 蔵品泰治 吟
主催:縄文川柳大会実行委員会
課題 毎年変わります
応募時期 毎年7月頃
入選発表・表彰式 毎年9月頃
会場 笹山遺跡「笹山縄文館」にて開催
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第四回 縄文川柳大会
平成29年9月16日 於 笹山縄文館
一般の部・ジュニアの部合わせて886句 421名の参加をいただきました。ありがとうございました。
▼一般の部 選者 松田 ていこ
課題 「絆」
<縄文大賞>
吹きたわれ「縄文の丘」この里に 根津 淑子
<準賞>
一生の宝あなたに逢えたこと 村越 勇気
赤々と永遠の絆を炎に描く 藤木 悌次
ああ絆底を流れる愛その他 石川 実也子
仏壇に絶やさぬ亡母の好きな花 山倉 洋子
雑草の絆きみたち見てごらん 丸山 健三
<選者吟>
雪炎(ゆきほむら)わたしの父を視ましたか
▼ジュニアの部 選者 中澤 光路
課題 「友」
<最優秀賞>
土器を観て友とは何か考える 佐藤 空
<優秀賞>
ともだちにごめんといったらなかなおり さくらいよしの
やさしさのバトンをつなぐ心の手 鈴木 茉波
縄文の知恵があるから今がある 千原 愛結
さようならえがおでかえろまたあした 市村 梨歩
友とならマンモスだって倒せるさ 斉藤 愛斗
<選者吟>
寄り添って肩に手をおく友がいる